低気圧と頭痛の関係

6月は梅雨に入っても涼しかったり雨が降らなかったりと過ごしやすい気候が続いてきましたが、7月に入ってから毎日雨天が続くなどまるで6月の遅れを取り戻すように梅雨らしい天気になりましたね。

こういった悪天候になると【なんで天気が悪くなると頭痛がするのですか?】とよくご質問頂くのですが、悪天候によって体調不良を感じる方は少なくないようです。

かたや、まったく体調不良を感じない人もいたり・・・。何だか不公平な感じがしますが、どうしてこのようなことが起こるのでしょうか???

気圧の変化が原因?

私がこの仕事に就かせて頂いてからはや10年・・・。【悪天候が体調不良を誘発する原因】については色々な説を聞いてきました。

その中の一つが【急激な気圧の変化によって頭蓋骨内の圧力、または血流に変化が起き、頭痛につながる】という説です。

実際に【低気圧が頭痛の誘発因子となることは医学的に認められている】そうですので、比較的信憑性が高い仮説と言えるでしょう。

筋緊張性頭痛と片頭痛が起こりやすい条件がそろう!?

低気圧が①血行障害②神経への刺激の原因となることが頭痛と関連しているようですので以下にご紹介します。

低気圧の日には血圧が下がる傾向がある。

個人差があるようですが、低気圧の時に血圧が下がる傾向があるそうです。

【血圧が下がる=血液の循環量が低下する】ということになりますので、すなわち肩・首のコリが起こりやすくなります。

肩や首のコリにともなって脳へ循環する血液が不足すると筋緊張性頭痛をもっている方は頭痛が起こりやすくなります。

また、脳への循環血液量が不足すると血管がストレスを受けて拡張するため、周囲にある神経を刺激して頭痛が引き起こされてしまいます。

これは偏頭痛が生じるメカニズムとよく似ていることから、もともと偏頭痛がある方はそうでない方と比べて頭痛が誘発されやすいといえます。

頭蓋骨内の圧力に変化が生じる

頭蓋骨内の圧力に変化が生じると脳内の血管が収縮し、その収縮した血管に血液が流れ込むと周囲にある神経(三叉神経)を刺激し、頭痛の原因となることがあるようです。

これもまた偏頭痛が生じるメカニズムとなります。

以上から、低気圧の時には【筋緊張性頭痛】【片頭痛】を起こしやすい状態になると考えられます。

当院で拝見させて頂いた患者様をみるに、①筋緊張性頭痛型、②片頭痛型、③筋緊張性頭痛型と片頭痛型の複合、の3タイプの方がいらっしゃるようにお見受けします。

自律神経の混乱も不調の原因になっている?

低気圧によって自律神経のバランスが崩れて、ある種の【乗り物酔い】のような状態になることから体調不良を起こすという説もあります。

低気圧になると頭痛ばかりではなく、倦怠感(体のだるさ)、日中の眠気、意欲や気分の低下が起こる場合があります。

これは耳の奥にある内耳という器官が気圧の変化を感じ取って自律神経(副交感神経)を優位にするため起こると考えられています。

自律神経のバランスが崩れて副交感神経が過剰に優位になると、内臓がけいれんを起こしたり、血管が大きく拡張して片頭痛が起こす原因となることがあります。

副交感神経はよくリラックスの神経と言われますので、優位な方がよいイメージがありますが、何事もバランスということでしょうか・・・。

対処方法はどうすべきか!?

上述のように、低気圧によって誘発される頭痛は血行障害や血管の収縮・拡張の変動に伴う神経への刺激によって引き起こされていると考えられています。

そこで低気圧時に起こる頭痛の対処法(薬以外)と予防法を以下をご紹介させて頂きます。

◆片頭痛型の低気圧頭痛

 対処法その①:患部を冷やす
血管が拡張して周囲の神経を刺激しているケースでは、患部やその周囲を冷やすことで、血管の拡張を抑え、痛みを和らげることが期待できます。

こめかみなど痛む場所をジェルシートや氷のうなどで直接冷やすと血管収縮が起こって痛みが軽減します。

対処法その➁:安静にする
片頭痛の際に光や音、においなどの刺激がいつもより過敏に感じられたり、ひどく不快に感じるという現象があることがあります。

こうした外部からの刺激は脳の活動に影響を与えるため、血管の拡張に繋がることがあるようです。そこで、頭痛がよくなるまでは出来るだけ無理をせずに静かで照明を落とした部屋で安静にすることも大切です。

対処法その③:カフェインを上手に活用する。
緑茶や紅茶、コーヒーなどに含まれるカフェインは血管収縮作用があるので軽い片頭痛であれば、症状を軽くできることがあります。

予防法その①:マグネシウム不足に気を付ける。
片頭痛持ちの人の30%がマグネシウム不足というデータが存在するそうです。マグネシウムやビタミンB2を適量摂取していると片頭痛の予防に効果が期待できるようです。

予防法その➁:生活習慣を整える。
睡眠不足などのストレスは血管の拡張の原因になりますので、夜更かしをし過ぎないことや、たまには運動をして筋肉に疲れさせることも大切です。

筋肉が動かされ、ほどよく疲れていると睡眠が深くなるというデータがあるようです。肉体労働系の方に比べてパソコンでの仕事が中心のデスクワーカーは疲れていても神経がたかぶってしまい、睡眠の質がよくないケースがあるようですので、心当たりがある方は運動を上手に活用してみるのもよいでしょう。

◆筋緊張性頭痛型の低気圧頭痛

(注意!片頭痛と対処法が逆なので気を付けてください) 

対処法その①:筋肉をほぐす
筋緊張性頭痛のときは肩首や側頭部などの筋肉に痛みが出ることが多いので、痛みのある部位をほぐしてあげると頭痛がやわらぎます。

対処法その➁:血行不良を改善する
お風呂などで温めたり、無理のない程度に運動することで血行を良くしてあげると痛みがやわらぎます。

対処法その③:寝る
寝ることで体の疲労感を解消するのも手です。

中医学では【右側を下にして横向きに寝ると心臓を圧迫することなくリラックスしてよく眠れる】とのこと(左半身を下にするのはNG!)。ご参考までに・・・。

予防法その①:施術院を活用する。
日頃から筋肉の疲労感やコリをほぐしておくことは血行不良やそれに伴う頭痛の予防になることが期待できます。

予防法その➁:スポーツを楽しむ
適度にスポーツを楽しむことで体の関節や筋肉が動かされて、血行がよくなり、コリもほぐされます。

予防法その③:精神的ストレスを和らげる
なかなかに難しいことですが、ストレスがたまってくると筋肉の緊張や血行不良の原因となりますので、趣味やリラクセーションをうまく取り入れてストレスを日頃から解消できる術を持っておくことも予防に役立つでしょう。

最後に

かつては謎とされてきた【低気圧と頭痛の関係】が解明されることは、天候によって誘発される体調不良に苦しむ方々にとって【社会からの理解が深まる】という点で朗報なのではないでしょうか。

私の経験上、天候による体調不良を訴える方は、特に体調が変化しない方から理解を得られない(あるいは軽視される)という屈辱を味わっている方が少なくなかったように感じております。

原因不明なものを安易に【気のせい】と一蹴してしまうことは簡単かもしれませんが、それではあまりに視野が狭すぎますし、他者の苦しみを軽んじることは人間性や社会性の欠如につながるリスクがあることだと私見ながら考えます。

この20年くらいの間に日本国内の気候は【ゲリラ型豪雨】などの新しい用語の出現を代表に、大きく変貌してきていると感じます。こういった地球環境のみならず、人間を取り巻く社会や生活環境も同様に激変の一途をたどっています。

そのような最中、きっとこれまでには無かったような、聞いたこともない病気や事件が今後も出現・増加していくことでしょう。

微力ながら、健康に携わらせて頂く者の一人として、社会へ還元できる仕事が出来るよう努めてまいります。

最後まで長文にお付き合い下さり誠にありがとうございました! 

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