骨盤についての講義を行わせて頂きました!

田生涯学習交流館にて骨盤についての講義を行わせて頂きました!

こうして静岡市の生涯学習交流館にて講義を行わせて頂くのは数回目となりますが、これまでは午前中開催だったのに対して、今回は初の夜開催。行くときにちょっと迷ったのは秘密です(苦笑)

講義の内容としてはおおよそ以下の通り。復習用かたがたご紹介です↓

骨盤の構造について

骨盤は大雑把に分けると

①仙骨

②腸骨

という2つの部品に分解できます。

この①仙骨と②腸骨の間には”仙腸関節(せんちょうかんせつ)”という関節が存在し、この関節が骨盤の可動に関与しています。

〇仙骨について

【仙骨/せんこつ】とは読んで字のごとく”仙人の骨”と書いて仙骨。大脳の延長である脊髄が背骨の中で最終的に枝分かれする重要な部位となります。

よく聞く”坐骨神経痛”の原因となる坐骨神経も仙骨の神経から出ています(仙骨神経叢/せんこつしんけいそう)

〇腸骨について

【腸骨/ちょうこつ】とは読んで字のごとく”大腸・小腸を包み込んでいる骨”です。

腸骨筋と呼ばれるインナーマッスルも存在し、美姿勢を作るうえで大切な役割と担っています。

骨盤の役割について

解剖学的にいって骨盤の役割というのは多岐に渡りますが、その中でも一般的なのは

①内臓の保護

②筋肉の支点

③身体の土台

の3つでしょう。

上述した通り骨盤は腸をはじめとした内臓を包み込んでおり、外部からの衝撃から保護しています。

また、骨盤は腰、股関節、脚などに張っているたくさんの筋肉の支点になっています。今回は①腸腰筋②梨状筋についてご紹介します。

骨盤に付着している筋肉について

まず①腸腰筋(ちょうようきん)ですが、これは以下の3つの筋肉が合して腸腰筋と呼ばれます。

a)大腰筋

b)小腰筋

c)腸骨筋

腸腰筋とは外側からは触ることが出来ない筋肉(=インナーマッスル)のひとつで、腹圧を高めて排便を促したり、骨盤の安定に関与したりと美容・美姿勢にとって重要な役割を果たしている筋肉です。

解剖学的には股関節を90度以上屈曲するときに働く筋肉と言われていますが、姿勢を制御する重要なインナーマッスルの一つなのです。

また、②梨状筋(りじょうきん)はいわゆる坐骨神経痛に関与する筋肉と言われています。

坐骨神経は人体の中でも最大の神経で、親指ほどの太さがあります。太い神経というのは麻酔が効きにくく圧迫に弱いという特性があり、梨状筋の緊張や緩みがあると神経の圧迫をきたし、坐骨神経痛の症状がでるのです。

骨盤内蔵について

骨盤が保護している内臓については今回は腸のお話を取り上げさせていただきました。

腸は言わずもがな人体の中でも最大の表面積をもった臓器であり、小腸だけでも畳120畳分もの面積があると言われています。

また、腸には”第二の脳”という別名があります。腸にはセロトニンという神経伝達物質が大量に蓄えられており、腸はこの神経伝達物質を介して他の消化器官に指令を出し、連携して動くことができると言われています。

余談ですが、セロトニンは精神の安定に関与するため、うつ病の治療においても重要な神経伝達物質と言われています。

〇追記

◆腸で作られたセロトニンは血液脳関門(けつえきのうかんもん)に阻まれて直接脳に入ることはできないが、腸のコンディションが副交感神経(自律神経)に影響を与えるために間接的に脳に影響する。

◆セロトニンが多ければよいというわけではない。バランスが大切(出すぎると下痢、出ないと便秘)腸とはにくづきへんに太陽と書くように陰陽のバランスが重要。


◆自律神経も同じ。副交感神経はリラックスの神経とよく言われるが、過剰に働くと胃けいれん起こしたり、嘔吐する。


※例として「乗り物酔い」は副交感神経が過剰に働いた状態。

医薬品の作用で軽く麻痺させたり、カフェインで興奮させることで交感神経を優位にして、副交感神経の働きを抑えると乗り物酔いが治まる。

余談だが3歳以下は自律神経が未発達なため乗り物酔いしない(しづらい)。3歳以下を対象とした酔い止めがないのはそのためである。

骨盤は身体の土台になっている

人体を建物と仮定すると骨盤は土台に当たるものであるとされています。

骨盤の上に背骨がだるま落としのように重なって背骨が形成され、脳が収まっている頭蓋骨へつながっていきます。

即ち、骨盤が傾くと背骨の歪み(=不良姿勢)が発生します。それは主に重力の作用と身体がバランスをとろうとする働きによって発生するのですが、慢性的に歪んだ姿勢になっていると背骨に納まっている脊髄と脊髄から枝分かれした神経根に圧迫を発生させてしまいます。

このようにして発生した神経圧迫は手足のしびればかりでなく、筋肉や内臓の機能にも支障をきたす可能性がありますので、まさに万病の源となります。

骨盤ばかりでは語れませんが、健康の維持・増進にとって骨盤のケアが価値があることは間違えありません。

骨盤ケアとは

このように人体の機能や健康とかかわりが深い骨盤ですが、近年、【骨盤】という単語がとても注目されるようになったように思いませんか?

「なんで最近になって急に?」と思われた方も少なくないと思います。しかし正確には骨盤に対する注目というのはもう江戸時代より前からスタートしていました。

即ち、最近急に注目されだしたのではなく、100年以上前から骨盤に対して日本人は関心を払ってきたのです。

たとえば力士が着ける”まわし”や武士が穿く袴(はかま)はどこで締めるのかご存知でしょうか?そう!骨盤なのです。

恐らく、古来から日本人は骨盤を安定させないと力が出なかったり、腰痛をはじめとした大きなケガにつながりやすいことを経験則から感じ取っていたのでしょうね。相撲をとるとき、刀や弓を操る時に骨盤を引き締めることで彼らは力を発揮してきたのです。

近代における骨盤ケアは

a)骨盤体操などのエクササイズ

b)筋力強化

c)施術による骨盤矯正

d)コルセットや下着などによる骨盤の締め付け・アシスト

などによって行われています。

骨盤矯正というと何となく施術によって行うイメージがありますが、骨盤を安定させる筋力の強化は施術では実現できませんので、やはりセルフケア(あるいはエクササイズ)による骨盤ケアを第一として、それでも補えない分を専門家に委託するのがベストだと私は考えています。

最後に

有度、蒲原、飯田といくつかの生涯学習交流館にて講義を行わせて頂きましたが、参加下さる皆さま、いつも積極的にご参加下さりありがとうございます。

今後も地域の皆様にお喜び頂けますよう努力してまいりますのでどうぞよろしくお願い致します!!!

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