定期的なファスティングは免疫システムを再生させる。

院にて力を入れている治療法のひとつファスティング(断食療法)ですが、新たな研究知見が発表されたようなのでちょっとご紹介したいと思います。

この研究では大雑把に言うと以下のようなことが判明したそう↓

サザンカリフォルニア大学の研究

ファスティングや絶食によって身体が飢餓状態になると・・・

身体がエネルギー節約のために古い損傷した免疫細胞(白血球)を処分しはじめる。

結果として減少した分を補うべく新たな免疫細胞が作り出される(造血幹細胞の再生スイッチがオン!)。

これは免疫システムの再構築に等しいじゃないか!ここまでの結果は予想してなかったぞ!スゲエ!!!

・・・いささか大雑把すぎるでしょうか?(苦笑) 

詳細については、LAのサザンカリフォルニア大学の研究【Fasting shown to regenerate stem cells, reverse immunosuppression after three days】によって紹介されているのですが、”定期的なファスティングは免疫システムの再構築を促すスイッチとなる”ことが立証されたそうです。

本件に関するもう少し詳細な情報を以下にご紹介させて頂きます。

幹細胞(Stem Cell)とは?

この研究には【幹細胞(かんさいぼう)】という言葉がよくに出てくるためにまずは幹細胞とは何なのかについてご紹介させて頂きます。

幹細胞とは、自己複製能力をもち、いろいろな細胞になれる能力がある特殊な細胞のことです。幹細胞はけがや病気の時に損傷した組織を修復したり、死んでしまった細胞を補う働きをしているのです。

幹細胞にはいくつかの種類があり、どんな細胞になることもできる胚性幹細胞、血液しかつくれない血液幹細胞などがあります。

それではサザンカリフォルニア大学の研究について紹介していきましょう↓

白血球数の減少と幹細胞の再生

この研究では

①人間の被験者

②実験動物(マウス)

の両方でファスティング(断食)の効果を比較実験しました。

結果、両者ともに損傷した古い白血球の数の減少と新しい造血幹細胞の増加が確認されたそうです。

それではなぜこのようなことがファスティングによって起こるのでしょうか?

研究によればファスティングによって人体の中にある【とあるスイッチ】オンになることが判ったのです。

定期的な断食により幹細胞の再生スイッチがオンに!

研究による【定期的な断食サイクルが実際に血液や免疫力の両方を生成する造血幹細胞のためのシグナル伝達経路を変更する】と記されています。

元が英文なので何だかとても解りづらい和訳になってしまっているのですが、ようは定期的にファスティングを行うことで造血幹細胞の再生スイッチがオンになり、血液と免疫細胞の両方が新たに作り出される(古く傷ついた免疫細胞が処分される代わりに)ということのようです。

この結果について研究者のウォルター・ロンゴ氏は「長期の絶食により、造血系の再生に基づいて幹細胞を促すことに目覚ましい効果があることを予想できませんでした」とこれまた和訳するとよくわからないコメントをされています。

ようは「断食することが免疫系の再生を行う造血幹細胞の働きをこれほどまでに活性化するとは予想しなかったよ!マジで。」といったところでしょうか。

・・・英論文はどのように和訳するのかが難しいですね・・・(汗)

PKA(プロテインキナーゼA)の働きを低下させてくれる

ファスティングによってPKA(プロテインキナーゼA)という酵素の働きが低下すると、幹細胞の自己再生と多能性の調節性(損傷を受けても正常な状態に修復する機能)が活性化されることが以前の研究で明らかにされています。

PKAが停止すると幹細胞の再生スイッチがオンになり、幹細胞が急速に増加し始め「全システムを再生成してもよい」というOKサインを送るのです。

さらには、ファスティング中に免疫システムの損傷あるいは老化した箇所・非効率的な部分を身体が除去することが判りました。

ファスティングは素晴らしいデトックス(解毒)になる!

ファスティングによって人体が飢餓状態になること貯蔵されていたブドウ糖や脂肪、ケトン、そして古く傷ついた白血球を使わざるをえない状態でもあります。

即ちこの状態は、古いものをきれいにして、新しいもので置き換えるという点で一種のデトックス(解毒)なのです。

免疫システムの再生と治療としての可能性

ファスティングは新しい(損傷を受けていない)免疫細胞を作り出すスイッチをオンにしてくれるため、抗がん剤や老化により損傷した免疫システムを持っている人が定期的なファスティングを開始した場合、新しい免疫システムを再生することが可能になります。

これは医療システムが長い間、治療法のない疾患であるとしてきた症状に苦しんでいる人にとっては助けになる可能性を示唆しています。

最後に

うまくまとめれませんでしたがいかがでしょうか?

当院でも花粉症やアトピーなどのアレルギー性疾患にファスティングは著効するように感じていたのですが、こうして科学的な裏付けや知見がどんどん増えていくことに興味深く思います。

こちらの画像は手湿疹がファスティングで治癒したという患者さんの事例です。左側の画像では湿疹になっていますが、ファスティング開始後の一週間で右の画像のような綺麗な状態に指の皮膚が回復しています。

(※この方は手湿疹が一定以上よくならない状態が続いていて、ちょっと良くなったと思ったらまた悪くなってしまうということを繰り返していらしたそうです)

もうすぐ2017年となりますが、春先はアレルギー性の物質が大気中にバンバン飛ぶため、花粉症の方にとっては恐怖の季節であると同時に、美容業界においても手の付けれないシーズンだとか。

花粉症や皮膚トラブルでお困りの方!ファスティングで乗り切ってみてはいかがでしょうか???

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静岡市清水区

ファスティング、断食療法

にご興味がおありの方は当院へ!!!

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